「テアニン」という成分をご存知ですか?テアニンとは緑茶に含まれているアミノ酸で、旨味成分の1つなのですが、実はリラックス効果も持っている成分なのです。本記事ではテアニン配合サプリメントの選び方について解説していきます。
テアニン配合サプリメントの選び方
1:配合量
1日のテアニン摂取量の目安は200mgと言われています。テアニンを0mg、200mg、400mg、600mg摂取する実験では、200mgと400mgを摂取した際に感覚などにプラスの影響が出たことがわかっています。このことから、テアニンは多く摂れば摂るほど良いというわけではなく、先ほどの実験結果と合わせて考えても、200mg程度が適量だと言うことができます。中には、200mgより配合が少ないものもありますので、テアニンの配合量は忘れずにチェックしましょう。
2:価格
サプリメントは薬のようにすぐに効くわけではなく、継続して飲むことで効果を感じられるもの。個人差はありますが、1~3か月程度で効果を感じる方が多いようです。なので、ある程度の期間続けやすい価格かどうかも確認しておきましょう。毎日飲むものなので、1日当たりの値段で計算してみるのも良いでしょう。
3:GMP工場生産、機能性表示食品か
体に入れるものなので、安全性や質も気になるポイントですが、「GMP」や「機能性表示食品」の表示があると安心です。
GMPとはGood Manufacturing Practiceの略で、医薬品レベルの工場で製造されていると認定されている証です。また、機能性表示食品は、科学的根拠に基づいた機能性や安全性がある食品です。これらの表示を質の目安としてみてください。
4:他の成分
テアニン配合サプリメントの多くには、テアニン以外の成分も配合されています。その他の配合成分についても少し見ておきましょう。
GABA
GABA配合のチョコレートなどが有名ですが、GABAには興奮した神経を落ち着け、リラックスさせてくれる効果があります。体内でも作られていますが、ストレスの多い現代人は体内で作ったGABAだけでは足りなくなってしまうことが多いので、積極的に摂っていきたい成分です。
ラフマ
中国では古くからお茶として飲まれてきたラフマは、「幸せホルモン」とも呼ばれるセロトニンを増加させる働きがあるとされています。セロトニンが増加すると精神の安定や、睡眠の質向上が期待できますので、こちらも気持ちを落ち着ける働きをしてくれると言えます。
他にも、睡眠の質を改善してくれるグリシンや、睡眠の質の改善、ストレスによる緊張の緩和に効果のあるラクティウムなどがあります。また、アミノ酸やビタミンが配合されているものもたくさんあります。
5:形状、飲む量
毎日継続して飲むものなので、サプリメントの形状や1日に飲む量がどれくらいなのかも見ておくと良いでしょう。錠剤・カプセルタイプの商品が多く販売されていますが、錠剤やカプセルを飲むのが苦手な方は、顆粒タイプの商品も販売されていますので、ご自身の飲みやすさ、続けやすさに合わせて選んでみてください。
錠剤・カプセルタイプだと1日1~5錠程度、顆粒タイプだと1日1包のものが多いようです。
これらの点を踏まえて、ご自身にあったテアニン配合のサプリメントを選んでいただけますと幸いです。